家族のかたち

40代夫婦、特別養子縁組で家族が増えました。

「お子さんは?」という言葉

結婚してるという話からの流れで、「お子さんは?」と質問されることがあります。

お子さんはおいくつ?なのか、お子さんはいらっしゃるの?これから?のどっちかだと思うけど、治療をしてる頃の私は、この質問をされるのが辛くてたまらなかった。(もちろん今でも)

まだです、と答えると、「早く作らなきゃダメよ。」と必ず言われるですが、『私だって欲しいよ、早く!』と、心の中で叫びながら、笑顔で「そうですね~」って答えるのが必死でした。

遊び呆けていた20代のころはウザイと思うだけで済んだ言葉も、30代になって子どもが欲しいのにできないと悩んでる時に言われると、傷つかないわけがありません。でも、言ってくれる方も悪気はないのでしょう。

治療を諦めてから、その辺の気持ちが少し整理できたきがします。吹っ切れた、のかもしれません。今年になって、年配の方から「お子さんは?」と言われることが度々ありました。

「まだまだ大丈夫よ、48歳で初産の人も知人でいるから。子作り諦めないでね。」と励ましてくださったり、「ごめんなさいね。(こどもはいないけど)あなたはご主人の仕事を支えて素晴らしいわね。」とお褒めの言葉をいただいたり。

いわれたことは全く逆なんだけど、おふたりからいただいた言葉が本当に有り難くて。今の私には、素直に受け取ることができました。勝手に傷ついて、勝手に自分を責めて、勝手に落ち込んでたこれまでの私が懐かしいですね。

これから、新たなご縁があるのか、夫婦ふたりの人生になるのかわかりませんが、これまで自分を責めてきた分しっかり浄化しながら、気持ちの整理も少しずつ進めていきたいと思います。